皆様こんにちは。
全然女装と関係ない話ですが、うちに最近クモが出ます。
ゴキブリ退治で有名らしいのですが「アシダカグモ」です。

この夏から、時々クロゴキブリが家に現れるようになりまして、お嫁さんは見るたびに卒倒しそうになっていました。
ある日は彼女が脱衣場まで追い込んで、目をつぶってゴキジェットを中に思い切りスプレーしたというのですが、わたしが開けてみると…中にお亡くなりになっているのが2匹。ちょっと、目撃報告より多いじゃない。予定よりゴキが多かったのは内緒にしておきましょう。引越したいって要求されるに決まっています。そっと黒い亡骸を始末したのですが…あれが最後の一匹とは思えないのです。

「こんな時だけ男らしくゴキブリと戦うなんて都合よすぎ！ぶーぶー」とお嫁さんがブーイングをしていますが意味がわからないよ！

そんなある日。正座してテレビを見ていたら、私の隣でかさっと動くものがいます。すわ、ゴキブリ！？と思ったら、灰色のでっかいクモが隣に座ってテレビを見ているではありませんか。
足を広げた大きさはだいたい、わたしの手形くらいのサイズです。
「く、クモ！？」
わたしは思わず跳び上がりました。
クモは、「やばい、目が合った」という感じで数秒かたまって、それからものすごいダッシュ力でわたしの足の上を横切って戸棚の後ろに逃げ込んでいきました。

やはり…うちのどこかにゴキブリが隠れているのでしょう。

それから毎日どこかでクモと顔を合わせるようになりました。
ある晩は、家族が寝静まったころにふすまのすき間から現れて、壁をよちよち往復して出て行きました。
またある日は台所の壁で居眠りをしていて、わたしと目が合った瞬間に逃げていきました。
お嫁さんも「また見つけたよ」といっています。

前代のアシダカグモは、ねずみ取りのトリモチにひっかかってお亡くなりになるまで滅多に姿を見せることがなかったのですが、今回のアシダカグモはかくれんぼがヘタなようです。
あまりによく見付かるので、子供も驚かなくなってしまいました。

そんなある日。
脱衣場で風呂に入ろうとすると…足下を茶色いゴキブリがカサカサ歩いています。
ちょっと、ゴキブリハンター仕事してないじゃない！
かくれんぼがダメなクモはハンティングもダメなのでしょうか。

ゴキブリのほうは、お風呂洗剤を浴びてあっさり昇天しました。

あれから急に涼しくなって、クモもゴキブリも見なくなりました。クモは9月を過ぎるとどこかに隠れて冬眠を始めるそうです。家の中に卵とか、ありませんように…。

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