プライドパレードを思い出す(12) 天命が下る
困難に立ち向かう人には、運命が開ける瞬間というのがあるのかも知れません。パレードのことで思案しているところに、デパートメントHあたりで知り合ったYちゃんがイベントのお誘いをくれました。仲良しの占い師さんがハロウィンの開運イベントをするんだけど、開運メークと占いとお茶のセット、いっしょにどう?と。
「この日は巨大な吉の力と凶の力がせめぎ合うでしょう」
この一月の間に「占い、興味ないですか?」という言葉を三度かけられました。
どれも、初対面の人から。
二度目までは偶然で済ませても、三度目というのはさすがに配牌が揃いすぎています。お誘いに乗ってみることにしました。
フラグが立つのを感じて、下北沢に行ってみることにしました。ここで出合ったのが、占い師の稗田おんまゆら師です。
稗田おんまゆら師は凄腕の占い師さんで、占いで相談させていただいたのは三度くらいありましたが、四柱推命?らしき日付に基づく占いとタロット、パワーストーンなどを組み合わせた占いが、とにかくすごいのです。
>http://ommayurahieda.cocolog-nifty.com/blog
この日は町はハロウィンで、まゆら師の占いと、もう一人の占い師さんが開運メイクをしてくれるというコラボイベントでした。
Yちゃんはイベントわーい♡って感じで入店したのですが、わたしはちょっとマジです。
そこで占い師さんは「あなたの何を知りたいですか?」と尋ね、わたしは
「2012年4月29日に待ち受ける出来事、わたしの道に立ちふさがるものについて」
と迷わず問いかけました。4月29日というのは、プライドパレードの予定日ですね。
占い師さんは日盤をくるくる回し、
「これは、大変な日です。よりによってこの日ですか」
と、いまからハルマゲドンが始まりそうな顔で私を見据えました。
ろくに尋ねもしないのに、どんどん答えが出てきます。
味方はどこにいるか。意思形成のあり方とは。内輪と外野について。
4月29日は、わたしのこれまでの蓄積を出し切った決戦が待っているのだそうです。
「この日は巨大な吉の力と凶の力がせめぎ合うでしょう。味方のふりをしてあなたを操ろうとする人が現れます。全ての決断は自分自身で行うことです。」
うん、たしかに心当たりがあります。広報を降りたM氏は、安全圏に退避しつつアドバイスと言って私にあれこれ指図してくるし、でも責任を共有しない人に口を挟ませるとろくでもないことになるのは大学のアニメ研の会長をやってたときに経験しています。やっぱり、こういうのはダメらしいです。
あと、8月11日はわたしにとって大吉なのだそうです。こっちは、東京プライドパレード側が公表した開催予定日です。あちらが開催できるのかどうかはわからないけれど、少なくとも私にとっては良い日である。なんていい知らせでしょう。
「あなたは、あなた自身が信じている以上の力を持っています。それを自分のものとしてください。それが成功のための条件です。」
わたしの運命が見えた、と思いました。周りは砂嵐のようで、どこに敵がいて味方がいるか全くわからないような状況でしたが、4月29日は普通の日ではないということなら、いまの状況もまた必然なのでしょう。砂塵の向こうに煌めいた道標でした。
あとで、Yちゃんは「ただのイベントのつもりだったのに、いきなり超シリアスな占いになっててびびりました!怖かった!」と話してくれたのでした。
コメントを残す